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精神神経科

概要

「心の健康」「心のケア」

 近年、様々な分野で「心の健康」「心のケア」が重視されるようになり、精神神経科に注目が集まっています。現代人の病気の悩みといえば、主に、がん、生活習慣病、そしてうつ病などの心の病気です。がんや生活習慣病は多くの診療科で診療していますが、心の病気を診るのは精神神経科と心療内科の2科に限られます。このことからも精神神経科の重要性がご理解いただけると思います。また、成年後見制度や精神鑑定など司法の分野でも精神神経科は重要な役割を果たしています。

 

一人の患者さんを全人的に把握

 さらに、精神神経科は精神症状に注目しますが、精神症状は患者さんの生活や人生と切り離しては考えられないため、一人の患者さんを全人的に把握する視点が必要になります。これは専門分化の著しい現代の医療を補うものであると考えます。

外来受診日と担当医

一部の院内紹介患者のみ
1診 宮﨑 松浦 冨崎 AM.非常勤医師 松浦
2診 奥村和夫 AM.奥村和夫 AM.奥村和夫
3診 溝越 岩本 溝越 岩本
初診 岩本 冨崎 宮﨑 溝越
備考
  • 初診の方は、完全予約制になっております。
  • 女性医師は名前をカラーで表示しています。
  • 精神神経科の受診については、平日8:30~16:30の間に白川分院(0743-61-0278)へお問い合わせ下さい。
2024年04月01日 更新

特色

真摯に、丁寧に向かい合います

 現在、専門的な特殊な治療は何も行われていませんが、スタッフ一同、一人一人の患者さんとできる限り真摯に、丁寧に向かい合って行きたいと願っています。不十分な点も多々ありますが、一つずつ解決していくつもりです。よろしくお願いします。

 

白川分院B棟で外来から入院まで一貫した治療とケア

  • 精神神経科は白川分院B棟(精神神経科病棟)にあります。外来から入院まで一貫した治療・ケアを行っています。
  • はじめて受診される方の最初の診察(初診)を重視しています。初診に十分な時間を割くため、予約制にしています。予約は精神神経科外来に電話していただけば取ることができますが、予約から診察までかなりの期間が空くことがあります。お急ぎの方には申し訳ありませんが、限られた時間の中で診察の質を維持していくためにはやむを得ないことと考えています。ご理解をお願いします。
  • 診療内容は、薬物療法と短時間の精神療法が中心です。入院では作業療法、レクレーションも行っています。臨床心理士による心理検査やカウンセリングは医師が慎重に適応を判断して実施しています。適応がないと判断される場合は、ご希望があっても実施しないことがあります。アルコール・薬物依存の専門的治療、児童思春期の患者さんに対する専門的な治療、うつ病のリワークプログラム、認知行動療法、通電療法などは行っておりません。
  • 緩和ケア(病気やその治療に伴う苦痛を和らげることを中心としたケア)や天理よろづ相談所病院本院の入院患者さんの診療を通じて他の科との連携を積極的に図っています。レジデント(研修医)の研修を行い、精神医療を身近に感じてもらうことで精神障害に対する偏見の軽減に取り組んでいます。
  • 外来・入院を通じて、医師を中心に、看護師、作業療法士、臨床心理士、精神保健福祉士、薬剤師などが連携しながらチームで治療を進めています。和気藹々とした和やかな雰囲気の中で情報交換を緊密にできるよう心がけています。
  • 外来患者さんのお薬の調剤はすべて院外薬局でお願いしています。かかりつけ薬局を持つことで複数の病医院からの重複処方や飲み合わせの問題がなくなると考えています。

 

トピックスなど

ショートケア

 2018年8月からショートケアを実施しております。現在は週に2回、火曜日は午後からヨガを行い、木曜日の午前中はグループ活動(映画鑑賞、調理、創作活動、散歩などの運動)を行っています。その中でも第3木曜日はハローワーク奈良のスタッフにお越しいただき、ジョブガイダンスや個別相談を行っています。参加者は10名くらいまでと小規模で、活動をしながらおしゃべりすることも多くアットホームな雰囲気の中で行っております。参加には主治医の指示が必要です。見学も可能ですのでご興味のある方は外来にてご相談ください。

 

対話的な場づくり

 安心、安全な場で自由にお互いの語りを聴くことで対話を行うオープンダイアローグを目指した取り組みを行っています。2024年4月から入院中の患者さまとオープンダイアローグ的対話実践として「対話の会」を始めました。今後も月1回のペースで開催していく予定です。皆さまにとって開かれた対話の場づくりに繋がるよう部署内研修も行っています。

 

白川分院B棟交流祭

 2010年10月16日(土)に白川分院B棟にて第1回目の交流祭を開催し、患者さまとご家族が来場されました。クッキーや豚汁などの屋台、天理教校学園高校雅楽部による雅楽演奏、アミーゴスアンドマカマカによるフラダンスとフォルクローレ演奏、カラオケ、地元授産施設のバザーを行いました。現在は感染対策のため、中止しておりますが、新たな形での再開に向けて検討しております。

 

サロン

 通院患者さんを中心に日常的に交流の場を提供したいと考え、外来の一室をサロンとして開放しています。机、いすと掲示板を置いています。外来待ち時間の間などに気軽にご利用ください。

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