看護部
リソースナースの活動
慢性疾患看護専門看護師による「心不全療養支援」が始まりました!
慢性疾患看護専門看護師の活動状況
現在は外来診療棟で勤務しており、外来患者さんへの療養支援の他に、病棟と外来の連携や入院中の患者さんの看護に関する相談に応じるなど、横断的な活動を行っています。また、研修の企画・運営や、看護スタッフが行う研究のサポート、自分自身も看護研究に取り組むなど、慢性疾患看護の発展に尽力しています。
今回は、活動のひとつである外来の心不全療養支援を紹介します。慢性の病いは、毎日の生活にさまざまな問題をもたらします。例えば、病気の管理をしながら仕事や家事を両立する困難さ、自分は周りの人とは違うという孤独感を感じるなどです。病いとともに生きていくためには、そういった問題を調整していく必要があります。特に、慢性心不全の患者さんは、水分や塩分制限、活動調整やストレス緩和といった病気を管理するための調整が上手くいかなければ、呼吸困難が出現するなど命に直結する可能性があります。そこで、患者さんが自分の生活に合った方法で病気の管理ができるよう、診察の待ち時間を使ったサポートを行っています(予約制)。
まだまだ十分ではありませんが、患者さんや家族から自宅療養の不安が軽くなったとの声をいただいたりもします。これからも慢性疾患患者さんへの看護を通して、患者さん家族の方々とともに、自分自身も成長していきたいと思います。