新型コロナウイルス感染症 当院の取り組み
感染症対策に全力で取り組んでいます
新型コロナウイルス感染症は私たちの暮らしを一変させました。「コロナ以前・コロナ以後」と形容されるように、全世界に甚大な影響を及ぼしており、現在もなお猛威を振るっています。
当初は「コロナに打ち克つ」と叫ばれていましたが、現在は「ウィズコロナ」「ポストコロナ」という言葉に代表されるように、新型コロナウイルスといかに共存していくのかを世界中が模索している状況にあります。
このような状況の中、患者さんに少しでも安心して治療を受けていただくために、当院では感染症対策に全力で取り組んでいます。
どんな対策も感染の可能性を完全にゼロにはできませんが、私たちはこれからも周囲に気をくばりながら、できることを一つずつ実行していきます。
当院の主な感染症対策
サーモグラフィーの設置
外来診療棟東側入口、西側入口、東西病棟及び南病棟正面玄関の4ヶ所にサーモグラフィーを設置いたしました。センサーの前に立つと自動で体温が測定できますので、入館される際にご利用いただき、発熱が認められる場合は発熱申出受付までお申し出ください。また、測定時にマスクを着用されていない方には、着用を促すアナウンスが流れますので、マスクの着用にご協力ください。
救急外来のエリア分け
救急外来は救急車の受け入れや夜間・休日の診療を行っています。救急外来には突発的な症状を呈した患者の皆様が数多く来院されますので、新型コロナウイルス感染症疑似症の診療とそれ以外の診療エリアを分けて実施しています。救急外来内では清潔エリアと不潔エリアを明確に分け、感染対策の可視化に努めています。疑似症の診療エリアにはクリーンパーティションを設置し感染予防に取り組んでいます。
ビニールカーテンの設置
各窓口に透明のビニールカーテンを設置し、飛沫対策をしております。
会計窓口にてコイントレイの使用
会計窓口では金銭の授受を手渡しではなく、コイントレイを使用して行っています。
また、感染防止対策の観点から支払いの際は自動支払機の利用を推奨しております。
ソーシャルディスタンスの確保
窓口にお並びいただく際、ソーシャルディスタンスを確保できるように、目印として床にフロアサインシートを設置しております。また、待合の椅子には間隔をあけて座っていただけるよう表示を行っております。
消毒液の設置
出入口やトイレの前など院内の至る所に消毒液を設置しております。
換気システム
換気システムを使用した換気を行っております。院内全体は1時間に3回、全ての空気が入れ替わっています。温度調節も行っているため、換気によって室温が変化することはありません。
電話再診
来院することに不安を感じる方で、ご家族の代理来院も困難である等のやむを得ない事情がある場合、お電話による診療を一部実施しております。ただし、実施には条件がございます。
実施条件
- 診療予約をされている方で、いつももらっている処方をご希望の方
お電話にて主治医の問診を受けていただき、問題ないと判断されれば院外処方箋をご自宅に郵送いたします。お薬はお近くの薬局でお受け取りください。
たとえば、以下のような方は電話再診をお受けいただけません。
電話再診対象外の例
- はじめて当院を受診する方
- 普段通院している症状とは別の症状の相談
- 再診だが、予約が入っていない方
- 病状が不安定な方
- いつもと違う薬がほしい方
- 各種検査を受けたい方 など
電話再診を希望される方は、まずは各診療科外来までお問い合わせください。
外部業者の入館制限
当院は医療機器メーカーなど、様々な外部業者のみなさまに日々支えていただいております。これまで日常的に外部業者の方が当院を出入りしておりましたが、現在は入館制限を設け、マスク着用や手指消毒や入館手続き等の感染症対策を徹底していただいた上で、必要最低限の来院に留めていただいております。
感染症対策部門の設置
当院では1996年に院内感染対策チームを、2007年に感染症管理センターを設置しており、これまでも感染症対策に取り組んで参りました。新型コロナウイルス感染症も加えて、今まで以上に感染症対策に積極的に取り組んでいます。
発熱等患者さんのご紹介
地域医療連携担当を通じて、医療機関から紹介患者さんの外来診療予約をお取りしておりますが、紹介元の医療機関に発熱患者さん等をご紹介いただく際の留意事項をお伝えしています。
コロナ疑似症専用病棟
PCR検査の結果待ちなど、新型コロナウイルス感染症の可能性を否定できない患者さんのみを収容する専用病棟を設けております。一般病棟とは入室経路やフロアを区別し、一般患者さんと動線が交わらないよう感染対策に努めています。PCR検査の結果が陽性の場合は、直ちに感染症指定医療機関と連携を取ります。
また、病棟内ではゾーニング(領域区分け)を行い、個人防護服の着用を徹底しています。