もどる
ホーム ホーム > 各部案内 > 診療部門 > 消化器外科

消化器外科

概要

外来受診の流れ

 患者さんの治療を開始するに当たっては、まず、病気の具合(状態)、全身の状態(治療に当たっての問題点がないか)を把握することが必要になります。患者さんの状態にもよりますが、原則として入院期間短縮のため、外来で可及的早期に検査を受けていただくことにしています。その検査結果をもとに消化器内科や放射線科などの医師と定期的に会議を開いて最も患者さんに適していると考えられる治療方法を推薦させていただくことになります。

 初診から治療開始までの期間はその時の状況にもよりますが、約2-3週間です。

 

がん診療連携拠点病院

 当院は、厚生労働省から「地域がん診療連携拠点病院」に指定されています。消化器外科でも専門的ながん医療の提供、がん診療の連携協力体制の構築、がん患者に対する相談支援及び情報提供を行うための体制の整備を行っています。

 

施設認定

 日本外科学会及び日本消化器外科学会認定医修練施設であり、消化器外科領域および一般外科領域の診療を行っています。各々の外科領域において専門知識と診療経験の豊富な多数の医師が治療に携わっています。

 

研修病院としての役割

 当科では40年間にわたり、たくさんの若い研修医の皆さんに質の高い外科専門医を養成する4年間の研修プログラムを提供してきました。

 ヘルニア等の体表手術から始まり、消化器の管腔臓器から肝胆膵領域に及ぶ500症例以上の執刀症例を、上級医の指導の下で経験します。腹腔鏡手術においても積極的に導入し、全国でも有数の症例数となっています。また、年間約300症例の急性虫垂炎、急性胆嚢炎、腸閉塞、穿孔性腹膜炎などの急性腹症に対する緊急手術をおこなっています。厳しいですが、充実した研修生活を送ることができます。

対応疾患

消化器癌診療

 食道・胃・大腸・肝・胆道・膵などの悪性疾患

 

その他の手術が必要な疾患

 胆石症、鼠径ヘルニア、痔疾患など

 

腹部救急疾患

外来受診日と担当医

◯□
初診・再診
◯□
初診・再診
◯□
初診・再診
◯□
初診・再診
◯□
初診・再診
1診 待本 下池 山本 松末 田中宏和
2診 森野 中西 岩崎 後藤 AM.待本
/PM.山本
(予約・紹介患者のみ)
3診 PM.松末
(予約・紹介患者のみ)
備考
  • 他院より紹介の方は待ち時間短縮のため、当院地域医療連携室を介して予約をとっていただきますようお願いいたします。
  • 担当医は、緊急手術や学会のために変更になることがございます。
2024年04月01日 更新

特色

患者さんに負担の少ない治療方法を目指しています

 近年の医学の進歩に伴い、患者さんにより負担の軽い治療(低侵襲治療)を選択してもらうことができるようになってきました。

 その代表例が早期がんに対する内視鏡(カメラ)によるがんの切除(内視鏡的粘膜切除)と腹腔鏡手術です。

内視鏡的粘膜切除

 内視鏡的粘膜切除(上図)は主に消化器内科によって行われ、早期の胃がん、大腸がんなどが対象になります。当院では消化器内科と定期的に会議を持ち、外科に手術目的に来られた患者さんでも、内視鏡で切除できる可能性があれば、手術より負担の軽い治療を受けていただけるようなシステムを作っています。

 それに伴い、近年では手術をする代わりに内視鏡的切除を行われる患者さんの割合が増加してきています(手術症例数の推移)。

腹腔鏡手術

 一方、消化器外科では、おもに外科治療(手術)を扱っています。手術方法の進歩に伴い、腹腔鏡手術が世の中でだんだんと広まってきていますが、当科でも2年ほど前から京都大学との協力により本格的に腹腔鏡手術を導入し、全国でも症例数は有数の病院となっております。腹腔鏡手術(上図)は、小さな傷をいくつかあけて、おなかを二酸化炭素で膨らませ、細い手術器具を用いて手術を行うもので、傷が小さいために患者さんの術後の疼痛が少ない、回復が早いという利点もありますし、以前に比べより繊細で出血量が少ない手術ができるようになっています。

 一方で経験が必要な手術方法ですが、当科では豊富な症例数があり、技術水準を維持発展できるように日々精進しています。

 当科では、おもに大腸がん、胃がん、食道がんと胆嚢摘出術、そのほか多くの急性腹症に腹腔鏡(胸腔鏡)下手術を導入しています。

ページの先頭へ