IVR

概要

 IVRとはインターベンショナルラジオロジー(Interventional Radiology)の略称で、画像下治療とも呼ばれ、血管造影装置、X線テレビ、CTなどの放射線診断装置や超音波といった画像をリアルタイムで観察しながら低侵襲な治療~検査を行うことを指します。

 当院の放射線部IVR部門では専門医の管理下で年間1000件を超えるIVRを施行しており、その内容も各種血管性病変(動脈瘤や静脈瘤、閉塞性動脈疾患、血管奇形など)に対する血管内治療(血管塞栓術、血管形成術、ステント~ステントグラフト内挿術)、腫瘍性病変(肝細胞癌や腎腫瘍など)に対する血管内治療(動注化学塞栓術、血管塞栓)、各種腫瘍性病変に対する画像ガイド下生検(組織診断のための検査)~RFA(ラジオ波焼灼術)と呼ばれるアブレーション治療、体内いたるところの深部膿瘍や感染巣に対するドレナージや検体採取、各種出血に対する緊急止血術(血管塞栓術)など、非常に多岐に渡ります。

 また採血や化学療法を含めた点滴を円滑に負担なく長期に渡って行うことができるよう、PICC(末梢挿入型中心静脈カテーテル)やPICCポート(リザーバー)と呼ばれる上腕部経由での静脈路の確保も当部門で数多く担当しております。

放射線部放射線科IVR部門 部長
谷口 尚範

外来受診日と担当医

本館・南病棟
AMのみ 谷口 谷口
2018年07月26日 更新
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