基本方針 当院は、日本医師会の「医療倫理指針」に基づき、「十分な説明と患者さまの自主的な意思決定(インフォームド・コンセント)」を医療提供の原則としています。すべての医療行為について、可能な限り事前に内容・目的・利点・リスクを説明し、患者さまのご理解と同意を得ることを最優先にいたします。 ただし、診療を安全かつ円滑に行うため、「包括同意」という手続きを併用しています。以下にその趣旨と手順をご案内いたします。 包括同意とは 診療を安全かつ円滑に行うため、当院では「包括同意」の手続きを併用しています。これは、日常診療で一般的に行われる低侵襲かつ医学的に必要な検査・処置について、入院時にまとめてご了解いただく同意方式です。 包括同意は当院の診療に必要な手続きですが、同意されない場合でも患者さまが不利益を被ることはありません。 ご不明点がございましたら、担当医師・看護師・その他のスタッフまで遠慮なくお申し出ください。 当院は医療倫理、個人情報保護法などの関連法令を遵守し、適切にこれらの手続きを実施します。 包括同意の対象 詳細は下記リンク(PDF)をご参照ください。 診療行為に関連した包括同意について その他の医薬品関連情報 未承認医薬品の使用・医薬品の適応外使用 詳細は、本ページ下の「5.関連資料」をご確認ください。 本案内は随時更新される場合があります。最新情報は本ページおよびリンク先資料をご確認ください。 未承認医薬品の使用・医薬品の適応外使用に関する情報公開 1.基本的な考え方 医薬品は、医薬品医療機器等法に基づき厚生労働省が承認した薬剤を、承認された用法・用量で使用することが原則です。 しかし、治療上の必要性から、 未承認医薬品(国内で承認を受けていない薬剤)の使用 適応外使用(承認された用法・用量と異なる使い方)の実施 が検討される場合があります。 2.院内審議体制 当院では、未承認・適応外使用を行う際、所定の手順に則り、 治療の必要性 有効性と安全性の妥当性 を審議し、承認されたケースに限り使用します。 3.患者の皆様への説明と同意 通常は、担当医師等が説明文書または口頭で治療内容を説明し、文書による同意取得を行います。ただし、以下のような場合には、説明と同意の方法を簡略化し、本ページで情報公開をいたします。 緊急治療、集中治療、手術中など書面説明の時間が確保できない状況 科学的根拠が十分に確立され、倫理的問題が極めて少ないと委員会が判断した場合 4.患者の皆様の権利 公開文書で治療内容を確認したうえで、治療を拒否する権利があります。 拒否される場合は、「医療拒否通知書」(リンク) を印刷・記入いただき、担当医または文書記載の問い合わせ先までご提出ください。 さらに詳細をお知りになりたい場合は、各公開文書に記載された問い合わせ先へご連絡ください。 5.関連資料 包括同意についての医療拒否通知書 治療上必要となった場合の「カテコールアミン製剤(注射剤)の併用」について 治療上必要となった場合の「添付文書で定める用法用量を超えた注射用カリウム製剤の使用」について ピオクタニンブルー(メチルロザリニン塩化物含有製品)の使用について