糖尿病センター
研究と業績

 入院は年間約400人を受け入れ、1週間の糖尿病教育コースを受講する教育入院は1回に5~6人で年間25回実施しています。専門医と専門医を目指す医師、そして糖尿病看護認定看護師1名を含む糖尿病療養指導士28名(看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士)と臨床心理士によって糖尿病ケアチームが構成されています。入院時には、多職種のスタッフが療養について相談に応じます。

 外来は約5,000人の糖尿病患者さんが通院加療中ですが、このうち3,300人の集計では平均HbA1c値(NGSP)7.5%となっています。薬物治療中の患者さんは約85%を占め、そのうちの半数がインスリン治療中です。外来では、糖尿病の診断間もない患者さんを対象に、隔月の土曜日ごとに定員10名の糖尿病教室を開催しています。また、外来に設置された栄養指導室、療養指導室では管理栄養士による栄養指導、糖尿病療養指導士の資格を有した看護師によるフットケアを含む療養指導を、月から金曜日の毎日予約制で行っています。

 院内糖尿病療養指導士会は、独自で作成した療養関連のポスターを定期的に外来に掲示し、スタッフの手による「糖尿病えっせい」を発行しています。代謝コントロールの改善を目指して、通院加療中の全糖尿病患者さんの治療状況の調査を行う一方、患者さんの療養に活かしてもらえるよう調査結果を逐次ポスター掲示しています。

 

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