呼吸器外科
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治療成績

 全身麻酔手術症例数は多少の変動はありますが、近年では年間300症例前後で推移しています(図1)。

 2018年の年間全身麻酔手術症例数は281例で、主な疾患は原発性肺悪性腫瘍176例、気胸25例、転移性肺腫瘍22例、縦隔腫瘍14例、その他44例でした。

 全症例に対する原発性肺癌の割合は50%を超えており、肺癌の手術数としては全国的にみても十分な実績と言えます。

 胸腔鏡下手術(ロボット支援手術を含む)は合計259例(92.2%)で行われ、原発性肺悪性腫瘍手術でみると、166例(94.3%)に鏡視下モニターのみで行う完全鏡視下手術が行われています。

 

図1.全身麻酔下手術件数の推移

肺癌手術治療成績

 2000年1月から2008年12月までに根治目的に行われた原発性肺癌の治療成績を示します。進行期別の術後生存曲線では、病期が進行期になるに従い生存率が低下しています。

 5年生存率は1A期:91.7%、1B期:77.3%、2A期:69.0%、2B期:68.8%、3A期:51.9%、3B期以上:41.4%であり、全国統計と比べて遜色ない結果となっています(表1)。

 

 

肺癌病期別5年生存率(表1)

病期 1A 1B 2A 2B 3A 3B 4
当院 91.7%
(n=390)
77.3%
(n=216)
69%
(n=96)
68.8%
(n=60)
51.9%
(n=132)
35.3%
(n=13)
50%
(n=7)
全国
 集計*
89.3%
(n=1926)
77.9%
(n=754)
65.4%
(n=439)
66.9%
(n=335)
45.9%
(n=557)
38.6%
(n=34)
48.4%
(n=125)
* 肺癌.2009;49:975-987より引用

 また、術後30日以内の死亡率は0.66%、在院死亡率は1.09%であり、同様に全国統計と比べても許容範囲にあります(表2)。

 

 

肺癌周術期死亡(表2)

  術後30日以内死亡率 在院死亡率
当院  0.66% 1.09%
全国集計** 0.42% 0.89%
* * Gen Thorac Cardiovasc Surg 2010;58:356-383より引用

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