乳腺外科
研究と業績
手術実績
乳腺外科の主な術式の施行数は以下の通りです。
年次 | 乳房切除 (うち一次二期を含む同時再建) |
乳房部分切除 |
---|---|---|
2018 | 89(15) | 52 |
2019 | 78(10) | 42 |
2020 | 100(9) | 27 |
2021 | 83(13) | 45 |
2022 | 97(5) | 53 |
論文・学会発表
公開講座
術後のケアのみならず、乳癌の啓蒙を目的に、患者さんや家族、医療関係者を対象にした公開講座(がん診療連携拠点病院公開講座等)を企画し有用な情報を提供しています。
最近5年間のテーマは以下の通りです。
- 2017年6月8日 「乳癌ってどんな病気?」
- 2018年6月14日 「乳癌治療~医師が知りたいこと、患者さんが話したいこと」
- 2019年6月20日 「乳がんの治療~患者さんにできること」
- 2020年10月22日 第4回診療連携講演会「乳癌診療 最近の話題」
- 2021年9月22日 「乳癌の初期診療 up to date」
- 2021年12月2日 憩の家講座(収録)「乳癌診療の今日の進歩と課題」
リンパ浮腫外来
当院で手術を受けた患者さんの術後の上肢のリンパ浮腫を対象としています。詳細は外来担当医師、看護師にご相談下さい。
研修医の皆さんへ
乳腺専門医を目指す研修医の皆さんへ
乳腺外科の診療範囲は従来の外科のワクにとどまりません。予防や検診、診断、薬物療法、緩和ケアに至るまで関連領域と様々な連携が必要です。乳腺専門医を目指すコースは広い視野を備えた臨床医を目指すコースです。
乳腺専門医はその専門性から外科療法、化学療法、画像診断、放射線治療などを選択することができます。外科療法以外の専門性に立って乳腺専門医を目指す場合には、関連各科や大学病院他で適切な研修が受けられるように工夫します。
外科療法を基礎として乳腺専門医を目指す場合は外科専門医のカリキュラムに則って研修をします。研修期間は3年間で関連科である外科専門医を取得します。この間に日本乳癌学会認定医の申請に必要な研修を修了し、乳腺専門医の取得を最短で目指します。
外科医は手術をうまく行うことが仕事と思われがちですが、最も重要なことは手術適応の決定です。乳腺専門医の場合、各種画像診断と病理組織学的評価を理解し、術式の適応のみならず放射線療法や薬物療法の適切な適応を決めること、つまり治療の全体像をデザインすることが必須となります。
新たなチームメイトをお待ちしています。
天理よろづ相談所病院 乳腺外科
施設認定
- 日本外科学会 専門医修練指定施設
- 日本乳癌学会 専門医認定施設
- 日本病理学会 研修認定施設[A]
- 日本医学放射線学会 放射線科専門医制度修練機関
- 日本超音波医学会 認定超音波専門医制度研修施設 など
患者の皆様へのお知らせとお願い
- 癌抑制遺伝子Txnipの発現を指標とした乳癌組織診断法の検討
- 2次元チャートを用いたエベロリムスの適切なポジショニングの検討:multi-institutional retrospective study
- トリプルネガティブ乳癌患者に対する化学療法の臨床的有用性・安全性を検討する観察研究
- 乳がん微小環境形成に関わる分子生物学的機序の生体試料を用いた探索研究
- 原発性乳癌におけるnab-Paclitaxel起因性末梢神経障害に対する、手術手袋を用いた圧迫療法の予防効果に関するsingle-armed studyによる第3相試験
- HER2陰性ホルモン療法耐性転移乳癌患者における1次または2次化学療法としてのエリブリン療法の効果を探索する観察研究
- HER2陽性の原発性乳癌を対象とした補助療法としてのトラスツズマブの有用性を検討する観察研究
- ErbB-2陽性局所再発性又は転移性乳癌患者を対象とした Neratinib(HKI-272)とパクリタキセルの併用投与及びトラスツヅマブとパクリタキセル併用投与を第一選択療法として比較する無作為化非盲検2群対照試験