総合内科
診療内容

感染症

 高齢化社会になり高齢者の肺炎や尿路感染症が増加しています。高齢者は、その他に心疾患・肺疾患など身体的な面から、さらに社会的にマルチプロブレムの患者さんも多く、全人的な医療が必要です。総合病棟では様々な側面から適切な処置が行われています。

◎化膿性脊椎炎・感染性心内膜炎
 感染症としては、その他に発熱で来院した化膿性脊椎炎や心臓の内膜に細菌が感染する感染性心内膜炎などと様々なものがあります。この場合、整形外科や循環器内科など担当専門科と連携を取り合い適切な診療を行っています。

◎特殊なまれな感染症
 その他特殊なまれな感染症の患者さんも入院される場合も時にあり診療にあたります。スタッフに院内感染制御チーム (ICT :Infection Control Team)のメンバーのスタッフもいます。

 

関節リウマチ

 近年のリウマチ診療の進歩にはめざましいものがあります。関節リウマチの診断基準も欧米では、新基準が提唱され早期に診断し治療しようという時代になりました。

◎薬剤治療
 発症早期からリウマチの専門治療を開始し、疾患活動性に相応する薬剤(まずは抗リウマチ剤)から使用し関節リウマチを完全に治癒することを目指すようになってきました。

<生物学的製剤>
 それは種々の新薬(中でも炎症を誘導するサイトカイン等を直接攻撃する生物学的製剤)が登場したことによります。当院でもこの生物学的製剤を多数の患者さんに使用してよい成績をあげています。

<感染のリスク低下>
 薬剤により感染症のリスクが上昇しますが、呼吸器内科など他科との密な連携をとることで感染のリスクを低下させています。

 

自己免疫疾患(膠原病)

 以前から「膠原病」と称される疾患は、その病気の成因が自己免疫の機序であり、現在は自己免疫疾患と呼ばれています。代表的な疾患に全身性エリテマトーデス、多発性筋炎・皮膚筋炎、強皮症、全身性血管炎(ANCA関連血管炎)、成人発症スティル病などがあります。総合内科は、この自己免疫疾患(膠原病)の専門診療を行っています。
奈良県内に「膠原病診療を専門とする医療機関」が少ないこともあり、他院から数多く紹介されます。また発熱や皮疹、関節痛で初診される患者さんの中に膠原病であった場合も多く経験します。

 

腎臓疾患

 検尿等の健診システムが進んでいる日本では、無症状ですが血尿が発見されて来院される慢性腎炎(IgA腎症)患者さんが多くみられます。
この慢性腎炎に加えて、急速に進行する腎炎(急速進行性腎炎)、大量の蛋白尿で浮腫をきたすネフローゼ症候群患者さんなどの診療を行っています。

◎腎生検
 腎生検を施行して正しく腎臓の組織診断を行い、適格な治療を施行し良好な治療成績を収めています。年間の腎生検件数は約80例です。

 

悪性腫瘍

 各臓器の悪性腫瘍は、それぞれの専門内科で診断・治療されますが、原発不明癌や特殊な難治性の特殊な悪性腫瘍が時に総合内科に紹介入院されます。また不明熱などで入院されたのちに腫瘍と判明する場合もあります。血液内科・腫瘍内科専攻のメンバーもおり腫瘍の専門的診療を行っています。

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