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包括的ケア管理
院内感染対策チーム(ICT)

チームの概要

 当院におけるICTは感染対策委員会とともに平成8年に設置されました。感染対策委員会は2つの委員会、すなわち昭和54年に設置されたB型肝炎対策委員会とMRSA感染対策を主たる目的に平成3年に設置された感染対策実務委員会が統合されてできたものです。
 ICTは後者の感染対策実務委員会での実働経験が土台となっており、実質的には20年近い実績を積んできたことになります。ICTのメンバーは当初、限られていましたが、徐々に増え現在の形(下記)になりました。
 ICTは感染対策委員会の実働部隊であり、感染対策の計画から実施まで、その任を一手に担っています。

 

構成メンバー

 ICTのメンバーは、医師4名(感染症管理センター2名、総合診療教育部1名、臨床病理部1名)、看護師2名(1名に感染管理認定看護師)、薬剤師1名(感染制御認定薬剤師)および臨床検査技師1名(感染制御認定臨床微生物検査技師)の計8名のメンバーより構成されています。毎週水曜日午後にカンファレンスとラウンドを行っています。
 ICTの下にリンクナースの集まりがあります。リンクナースは各部署から1名選出され、毎月第4水曜日午後に会合を持つ、グループごとにテーマをもって感染対策の手順を検討しています。

 

機能と特色

 ICTの役割はMRSAをはじめとする耐性菌の監視、血液等の無菌材料から菌が検出された事例の監視、アウトブレイクの監視と対処、サーベイランス、抗菌薬適正使用の推進、感染症治療のコンサルテーション、マニュアルの作成、研修の計画と実施、感染対策器材・器具の検討等、文字通り感染対策に関連したものは一手に引き受けています。感染対策については院内全体での対応が必要な場合もあれば診療科あるいは病棟単位での対応が必要となる場合もあり、看護部、リンクナース、医師等と協力しながら臨機応変に対応しています。
 ICTの事務局は感染対策委員会の事務局も兼ねており、その役はICTメンバーの臨床検査技師と看護師で担っています。

 

学会・研究会等の対外的活動

 感染対策については環境感染学会、感染症診療については感染症学会、微生物検査については臨床微生物学会で報告することを目指しています。直近の学会発表は、第53回日本感染症学会中日本地方会学術集会で「喀痰から検出されたCorynebacterium spp.の臨床的起炎性についての検討」(佐田竜一、他)、第27回日本環境感染学会で「カルバペネム系抗菌薬投与開始時における血液培養施行への介入」(金松誠、他)、第22回日本臨床微生物学会総会で「MRSA、MRCNS治療に関する低濃度域薬剤感受性の5年間の動向と意義」(福田砂織、他)などです。
 対外的な活動はICTのモチベーションをあげ、感染対策のレベルをあげることにつながるため継続していきたいと思っています。

 

最近、重点的に取り組んでいること

 最近、重点的に取り組んでいるのが耐性菌への対策です。ICTと微生物検査室が協力してアウトブレイクを監視し対応しています。
 血管内留置カテーテル感染および術後感染も重点項目となっています。いずれも本来は無菌的な部位の感染で、標準予防策などの感染対策により発生頻度を減少させることが出来るものなので繰り返し根気よく対応しています。
 抗菌薬適正使用マニュアルも作成中で、出来たものから順次院内ネットに配信する予定です。

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