包括的ケア管理
呼吸ケアチーム(RST)
- 2020年07月02日 <包括的ケア管理>入院生活支援チーム
- 2020年07月02日 <包括的ケア管理>褥瘡および創傷ケア対策チーム
- 2020年07月02日 <包括的ケア管理>呼吸ケア対策チーム
- 2020年07月02日 <包括的ケア管理>栄養ケア対策チーム
- 2020年07月02日 <包括的ケア管理>疼痛等緩和ケア対策チーム
チームの概要
呼吸ケアチーム(RST)は、包括的ケア管理委員会(TCS)の1チームとして平成19年に設立され、現在は医師1名、看護師2名、臨床工学技士2名、理学療法士1名、歯科衛生士1名のメンバーを中心とし、全病棟に配置されたリンクナースと連携を取りながら活動しています。
当院において人工呼吸器装着患者は、NPPV、CPAP、NHFを含め、月間約50~80名で、平均の接続期間は約7日間です。その内約6割がICUにおいて、4割が一般病棟で管理されています。このような現状に鑑み、 、
1)人工呼吸器装着患者の医療安全の維持
2)呼吸ケアの質の向上
3)呼吸ケアに関わる技術、知識の教育、普及
をRCTの目標としています。
構成メンバー
医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士・歯科衛生士
機能と特色
当院の呼吸ケア対策チームは、毎週水曜日に呼吸ラウンドを行っています。ラウンド前に胸部X線写真・検査所見を検討し、人工呼吸器装着患者とコンサルテーションの依頼部署を回診し、各病棟の主治医・看護師とディスカッションを行い、人工呼吸器の設定、指示書の確認、必要備品や器具の点検、看護上の問題点に対する助言などを行っています。さらに、呼吸ケアに関する相談をラウンド日以外にも対応しています。これまでのコンサルテーションの内容は、人工呼吸器の設定、治療方針、鎮静法、離脱の方法など人工呼吸器に関するもの、気管チューブの固定、カフ圧、口腔ケア、吸引方法、NPPVマスクのフィッティングなどです。
各部署1名以上配置されている呼吸リンクナース会議の運営もRSTが行っているのが特徴です。リンクナース会議は毎月開催しており、内容は以下の目標を達成するための、勉強会、危険予知トレーニング(KYT)などを行っています。
- リンクナースへのキャリア支援を推進し、患者に還元する。
- 患者が安全に呼吸ケアを受けることができる環境整備を行う。
- 患者が安全に呼吸ケアを受けることができる物品整備を行う。
対外的活動
奈良県TCS研究会、奈良呼吸ケア研究会など