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眼科
診療内容

診療について

難易度の高い手術も行っています

 手術の特徴として、他の病院に比較して合併症のある白内障など難易度の高い症例や全身疾患のある症例が多いことです。また網膜硝子体手術が多いのが特徴です。特に網膜剥離は年間200件以上施行しており、70%以上を硝子体手術で行っています。
 難易度の高い増殖硝子体網膜症や増殖糖尿病網膜症、糖尿病や網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、黄斑上膜や黄斑牽引症候群や強度近視による黄斑円孔網膜剥離や中心窩分離症などにも積極的に手術を行っています。
複数回手術を必要とする症例や新生血管緑内障などの難治性の疾患にも対応可能です。

糖尿病網膜症

 重症例が多く、無治療で来院される増殖網膜症の例や他院よりの紹介が多いです。黄斑浮腫への硝子体手術も積極的に取り組んでいます。

緑内障

 以前より積極的に行なっており、トラベクロトミーやトラベクレクトミーの手術件数は多いです。

 

入院・手術について

 通常、白内障手術では片眼で4日、両眼では1週間の入院期間です。網膜剥離では10日前後、硝子体手術では症例によりますが10〜20日程度の入院期間です。手術日は月・水・木・金曜日ですが、緊急性の高い症例に対しては即日入院・緊急手術で対応しています。

 

加齢黄斑変性症

 加齢黄斑変性症に対してはルセンティス硝子体注射(抗VEGF治療)や光線力学療法(PDT)を行なっています。

 

疾患情報

網膜剥離

 網膜剥離とは、神経網膜が網膜色素上皮細胞より剥がれてしまう病気であり、そのまま放置しておくと失明に至ります。原因は網膜裂孔による裂孔原性網膜剥離が最多です。その他には糖尿病網膜症による牽引性網膜剥離や、炎症による滲出性網膜剥離などがあります。症状は、飛蚊症、光視症、視野障害、視力低下などがあります。網膜に裂孔がある場合はレーザー治療を行い、裂孔の周囲を固めて網膜剥離を防ぎます。レーザー治療ができない場合は手術が必要となります。強膜内陥手術、硝子体手術があり硝子体手術を行った場合は眼内にオイルやガスを注入し術後はうつ伏せが必要となります。2009年当科の裂孔原性網膜剥離に対する強膜内陥手術・硝子体手術はいずれも初回手術で95%程度の症例において網膜復位を得ており、最終復位率は100%です。

 

黄斑円孔

 黄斑とは、網膜の中心部にあり、私たちがものを見るために最も重要な部分です。網膜の他の部分が傷んでいたとしても黄斑部さえ正常であれば視力は保たれますが、黄斑円孔という疾患ではこの黄斑部に穴が空いてしまい、急に視力が低下します。
  黄斑円孔は硝子体手術の技術の進歩により治る確率が飛躍的に向上し、近年では治すこと以上に、患者さんの負担の少ない治療法が目指されるようになってきています。これまでは特殊なガス(20%SF6ガス)で眼内を置換しての長期のうつむきをとる方法が一般的でしたが、当院では空気で眼内を置換してうつむき期間を3日間に限定する方法を標準としており、初回復位率98.7%・最終閉鎖率100%(2005年~2010年)と、従来の方法と比して同等以上の成績を残しています。ただし、発症から時間が長期経過しているなどの難治症例では一度の手術での完治を目指して従来の方法をとっていますので、個別の詳細な術式に関しては当科受診時に担当医にお尋ねください。

 

加齢黄斑変性症

 眼底の中心である黄斑部に、網膜浮腫・網膜下液・網膜出血などを認めることにより視力低下を来す病気です。欧米では中途視覚障害の原因として第1位を示しています。原因としては加齢による網膜下組織の機能低下が主な誘因と考えられています。症状としてはゆっくりと物がゆがんで見えるようになることが多いですが、広範囲の出血を生じ、視力が急激に低下することもあります。
 当院では矯正視力・眼底検査・蛍光眼底造影検査・OCT(光干渉断層計)による網膜断層画像を総合的に判断し、診断また治療方針を立てています。現在積極的に行っている治療は、ルセンティスと呼ばれる治療薬を眼内へ注射する方法またはPDT(光線力学的療法)と呼ばれるレーザー治療です。難治症例と思われる場合には両方の治療を同時にすることもあります。ただし病状によっては、これらの治療方法を勧められず経過観察せざるを得ないケースもあります。
 この病気は人により網膜病変が大きくことなるため治療・視力経過も様々ですが、放置することによって悪化することが多いため積極的に治療を受けられることを勧めます。

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