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形成外科

概要

QOLの向上に貢献することを専門にしています

 生まれつきの、または怪我や癌などで変形したり失われたりした体の表面や骨(主に顔の骨)の異常を、機能の回復のみならず形も正常に近い状態に再建し、QOL(quality of life)の向上に貢献することを専門にする外科系診療科で、当院では昭和60年(1985年)に開設されました。

 

インフォームド・コンセント

 どのような手術でもインフォームド・コンセントを充分にはかるよう努力しています。上記でお悩みのことがございましたら、一度、ご相談ください。

対応疾患

 具体的には、顔面の骨折や軟部組織損傷、体表面の先天異常(唇・顎・口蓋裂、耳の変形、手指・足趾の変形など)、あざ・血管腫、皮膚良性腫瘍・悪性腫瘍、他の診療科での癌切除後の変形、傷跡(傷のひきつれ、ケロイドなど)、眼瞼の変形(含、眼瞼下垂)などに対する手術治療を行っています。

外来受診日と担当医

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初診・再診
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初診・再診
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初診・再診
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初診・再診
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初診・再診
1診 野田 AM.村田 AM.野田 AM.村田
2診 PM.杉村 AM.杉村
備考
  • 女性医師は名前をカラーで表示しています。
2023年04月01日 更新

特色

 形成外科全般にわたる診療を行っていますが、特色ある治療としましては下記の疾患が挙げられます。

唇・顎・口蓋裂

 出生時から成人期に至るまでの治療を系統的に行っており、奈良県下だけでなく、他府県からも多くの患者さんが診察や入院手術を受けに来られています。

予約制の口蓋裂外来を設けています

 本疾患は、口唇や鼻の変形、ことばの障害、咬合不全など、かかえる問題が多岐にわたるため、予約制の口蓋裂外来を設け、充分な時間をとって診察・検査・診断にあたっています。

他の先生方と密に連携をとっています

 またこれらの問題を解決するためには他の診療科の先生方との連携(チーム・アプローチ)が重要であり、当科の口蓋裂外来を中心に、院内だけでなく、院外の矯正歯科医・言語聴覚士とも密に連絡をとって診療をすすめています。

 

皮膚悪性腫瘍

 疾患の根治をめざすだけでなく、癌切除後の機能的・整容的問題を残さないことを目標に、手術治療を中心に治療をすすめています。特に顔面の皮膚癌に関しては術後の整容的問題がクローズアップされる部位であるため、患者さんと充分相談の上手術方法を選択しています。

 

眼瞼下垂症

 詳細な診察の上、下垂を来たす原因を見究め、個々の症例に応じて手術方法を選択しています。そのため通院手術で治療が可能な方も、また、入院手術が必要な方もいらっしゃいますので、外来担当医と相談してください。

 

顔面骨折

 手術の傷跡が出来るだけめだたないように、口の中や下眼瞼(したまぶた)の縁(ふち)などに切開を加えて治療をしています。また、症例によっては体の中で吸収されるプレートを使って骨折した骨を固定しますので、抜釘手術の負担をなくすことも可能です。

 

ケロイド(傷跡のみみずばれ)

 初診時に患者さんと一緒に治療のゴールを設定し、それに応じて軟膏療法や局所注射、手術、放射線などを組み合わせて(または単独で)治療を行っています。

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