創設の理念
天理よろづ相談所(憩の家)のめざすところ
公益財団法人天理よろづ相談所「憩の家」は、人々の陽気ぐらしに役立つことを目的に創設されました。
教祖は、人間創造の目的が陽気ぐらしにあり、身体は親神様からのかりものであると教えられました。かりものの身体を使って、陽気ぐらしをすることが、人間生活の目標ということです。
さらに『おふでさき』には
にんけんにやまいとゆうてないけれど
このよはじまりしりたものなし 九号 十
この事をしらしたいからたん/\と
しゆりやこゑにいしやくすりを 九号 十一
(修理)(肥)(医者)(薬)
と、農作物を実り育てあげるために行う田畑の手入れや肥料を施す様子に例えて、医薬の役割を「修理肥」と教えられています。病んだときには医薬を受けることで、「修理肥」によって農作物が立派に育つように、陽気ぐらしへとさらに一歩近づかせていただくことができるのです。
「憩の家」は、高度な医療を提供する身上部、信仰に基づいて心の悩みの解消にあたる事情部、生活上の諸問題を担当する世話部の三部で構成されています。この三部が連携して、医療と信仰と生活の三つの側面から、悩める人々の救済にあたります。
私たちは、〝笑顔と親切〟をモットーに、病む人が心身ともに憩える場であることをめざして歩んでいます。